ブレーキキャリパーの内部には、制動力を生み出すピストンと、液圧を保つシール、異物の侵入を抑えるダストブーツがあります。外側がきれいに見えても、内部の腐食やシールの劣化は進行していることがあります。

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キャリパー内部では、
何が起きているのか。

雨水、泥、融雪剤などにさらされる環境では、ダストブーツの傷みや内部への水分侵入をきっかけに、ピストン表面やシリンダー内に錆が発生することがあります。動きが悪くなると、ブレーキの引きずり、パッドの偏摩耗、異臭や燃費悪化などにつながる可能性があります。

状態が進行してからでは、ピストンを取り外す作業に時間がかかり、キャリパーASSY交換という判断になることもあります。

錆が進行したブレーキキャリパーピストン
整備現場で取り外された、錆の進行したピストンの一例。
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故障してから交換する前に、
定期的なOHという選択を。

ブレーキ部品メーカーは、シールやブーツなどゴム部品の定期交換について案内しています。交換時期は車種、使用状況、メーカー指定によって異なるため、必ず対象車両の整備要領書を確認する必要があります。

大切なのは、固着や引きずりが発生してから初めて手を入れるのではなく、定期点検とオーバーホールによって正常な状態を維持することです。予防整備は、大きな修理を避けるだけでなく、お客様が安心して車を使い続けるための整備でもあります。

FROM REPAIR TO PREVENTION不具合が出てからASSY交換ではなく、定期的なOHで安全と安心を維持する。
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必要と分かっていても、
OHが敬遠される理由。

ブレーキOHは、ピストンの状態によって作業時間が読みづらく、腐食や固着がある場合は取り外しに多くの労力を要します。対向・複数ピストンでは、各ピストンの位置を調整しながら進める必要があり、作業経験による差も生まれやすくなります。

圧縮空気を使う方法では、ピストンが急に飛び出す危険や、ブレーキフルードの飛散にも注意が必要です。そのため「ベテランに任せる作業」になりやすく、作業頻度を下げる一因にもなっています。

交換判断となった使用済みブレーキキャリパー
取り外しや再使用が難しく、OHではなく交換判断となったキャリパーの一例。
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作業のハードルを下げ、
予防整備を選びやすくする。

Factory Brothers Japanのルーツは、北海道旭川市の整備工場にあります。過酷な環境で日々車両と向き合うなかで生まれた課題から、キャリパーピストン取り外し専用工具NSPOPER®を開発しました。

NSPOPER®は水圧を使い、圧力計で状態を確認しながら加圧します。逆止弁による一方向の水路で対象キャリパーへ直接水を送り、作業者がピストンの動きを見ながら操作できます。作業手順を共有しやすくし、経験だけに頼らない整備を支えることも狙いの一つです。

NSPOPERを操作する整備作業者
加圧状態を確認しながら操作する、ブレーキキャリパーOH専用工具NSPOPER®。
OUR MISSION

ブレーキOHを、
当たり前の予防整備へ。

作業の負担を減らし、必要な整備を現場が選びやすくする。ブレーキへの理解と関心を高め、整備不良を防ぎ、より安全な車社会につなげること。それがNSPOPER®のミッションです。

参考情報

点検・整備・部品交換は、各車両メーカーの整備要領書と指定手順に従い、必要な知識・資格を有する作業者が行ってください。